Mar
15
第8回ACRiウェビナー:FPGA上級者にとっての高位合成の利用価値とは?
FPGAの活用方法を模索・研究する団体「ACRi」の主催するウェビナーです。
Organizing : ACRi
Registration info |
一般枠 Free
FCFS
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参加者への情報 |
(参加者と発表者のみに公開されます)
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Description
イベント概要
アダプティブコンピューティング研究推進体(ACRi)は、FPGAの活用方法を模索、研究する団体です。より多くの方にFPGAを楽しんでほしいと考えているACRiでは、ウェビナーを通じてFPGAの学び方・楽しみ方や活用事例を紹介していきます。
さて今回のテーマは、「高位合成(HLS)上級者編」です。昨年11月のACRiウェビナーで「HLS導入編」を行いましたので、今回はその続編としてさらに高位合成を掘り下げます。ご存じの通り、高位合成ツールを使う事で C/C++, OpenCL等の高位言語で書いたコードをFPGA上に実装することが出来るのですが、単にFPGA初心者の方がハードウェア記述言語を習得しなくてもFPGAが扱えるようになる「ツール」という見方ではなく、以前からRTLベースでFPGA開発を行ってきたベテラン技術者の方が開発効率向上や期間短縮のための「開発手法」として高位合成ツールを積極的に活用する流れが生まれています。今回は、後者の活用法について、株式会社セックの岩渕様と、『FPGAの部屋』ブログ主宰者の小野様のお二人より、それぞれ実体験に即したHLSの使いこなし術について解説して頂きます。また、お二人のご講演の後に、今回は特別対談としてACRi代表の東京工業大学の吉瀬先生にも参加頂き、対談形式でお話して頂きます。ご期待ください。
ウェビナーを見逃した方は、是非こちらの YouTubeチャンネル をご覧ください!
セッション内容の紹介
企業講演: ACRiルームで高速画像処理
講演者: 株式会社セック 岩渕 甲誠 様
概要: 高位合成でのFPGA開発環境が発展し、ソフトウェア技術者による高位合成を用いた開発が現実的となりつつある。しかしC/C++で実装できるとは言え、FPGAのアーキテクチャを理解した上で設計、実装しなければ高速化は望めず、ソフトウェア技術者にとっての課題となっている。本ウェビナーでは、ソフトウェア技術者向けに高位合成での実装方法を解説する。開発環境としてACRiルームを使用し、全くの初心者で環境が手元にない人でも試してもらえる。 今回はサンプルとして画像処理アプリを作成する。画像処理にはOpenCVがよく使われるがXilinxが提供するVitis_LibraryにはOpenCVをFPGA向けに移植したライブラリが含まれている。これを用いて、高位合成によるFPGA開発を解説し、実際に動作させる。
招待講演: HLSは私の救世主?(使わなきゃ損です…)
講演者: 『FPGAの部屋』ブログ主宰者 小野 雅晃 様
概要:HDLを思うように書けなくなった老齢FPGAエンジニアの私ですが、HLSを使用してIP (Intellectual Property)を楽に実装できるようになりました。その実例として白線走行、隊列走行ロボットカーを作成した際のVivado HLSによるIP作成をご紹介いたします。また、Vivado HLSやVitis HLSの概要や利点、欠点、またVivado HLSに対するVitis HLSの進化についても実例を交えて、ご説明いたします。
特別対談: FPGAが身の回りにあふれる世界は近い
講演者: 『FPGAの部屋』ブログ主宰者 小野雅晃 様 x 東京工業大学 吉瀬先生
概要:『FPGAの部屋』を長く続けていらっしゃる小野様に対し、ACRi代表・吉瀬先生よりあれこれ質問頂く形で対談を進めます。FPGAの活用を長く研究されてこられたお二人のご経験を踏まえ、貴重なお話をお聞きする事ができる企画です。
対象の方
FPGAによる高速化に興味のあるエンジニア、学生(初心者の方、大歓迎です)
ACRiの活動に興味を持ってくれている企業の方、教育機関の方
スケジュール
アジェンダ | 時間 | |
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1. | オープニング | 17:30-17:35 (5分) |
2. | 企業講演:株式会社セック 岩渕様 | 17:35-18:10 (講演+Q&A 35分) |
3. | 招待講演 : 『FPGAの部屋』主宰者 小野様 | 18:10-18:45 (講演+Q&A 35分) |
4. | 特別対談 : 小野様 X 吉瀬先生 | 18:45-19:05 (20分) |
5. | クロージング | 19:05-19:10 (5分) |
ハッシュタグ
今回のイベントのハッシュタグは #ACRi です。是非皆さんのSNSで拡散をおねがいします。
注意事項
・このイベントはオンライン(YouTubeでの配信)で行います。登録者に配信URLをメールでお知らせいたします。
・このイベントはFPGAに興味がある方ならどなたでも参加いただけます。